赤裸々作品解説…骨まで愛して2

赤裸々作品解説

途中から担当編集者が変わって普通の打ち合わせが出来なくなって

しまった。

 

それはいいとして。

本格オタク漫画を目指してやれるところまでやっちまった感のある「骨まで〜」

だけれど、着地点が曖昧になってしまった。

このまま能天気に展開してしまってもいいとも思ったけど、何か納得できない。

とりあえず、明るすぎて…私らしからぬ…。

そこまで分かってて…。

まぁ、いいんだけど…。

普通、明るければそれだけ影も濃いというのがもっともらしく。

ただそれは「オタク」には当てはまらなかったというしかない。

「オタク」なぁ…。

BLでなきゃまた他の楽しみもあるってもんよ?

 

ところで、二巻が発売中です。そして、誤植があり。

 

今回、作者の校正チェックをすっ飛ばして発売日近くにいきなりコミックスが届いた。

こんなことは徳間に描き始めて初めてのこと。

誤植に関して担当者に問い詰めると「前任者との引き継ぎが出来ていなかった」というのだけれど

熱心な編集さんなら自分でもちゃんと読んで「わたしの気になったところはこことここと」的な

打ち合わせはやるよ?

作家に興味なくても仕事なんだからしっかりして欲しいものだ。

 

ちなみに18P目「なんでだって…」→「なんでって…」

129P「ああ、あの邪魔なサークル?」(雑誌掲載時にも血の気が引いた誤植)→「ああ、あの邪悪なサークル?」

直ってません。

すいません。

 

昨今、重版なんてものはあり得ない域に入ってきている。

出版不況というより単なる偏りだと思うも、痛恨だ。

いつか完璧版がでるかなぁ(無理でしょう)

 

コメント

  • 校正漏れではなく、作者が校正していないものが
    市場に出回っていると聞いて、納得するものがあります。

    時々、作者が目を通せばあり得ない変換ミスとか
    ページの入れ違いとかが、そのままで出版されている
    ケースを見かけますが、ここ3年くらいで
    明らかに数が増えていると実感しています。

    言われなければやらないのは、アマチュア
    言われなくてもやるのがプロの仕事かと~。

    仕事への対価(お給料)をもらっている以上は
    プロの仕事を期待されて当然、期待にこたえられる
    努力をして欲しいですよね。

    気合いが足らん!
    オタクに学ぼう!

    あれ?

    2013年3月6日 12:33 PM | 藤泉(昭和のおばさん)

  • 昨今の編集者の劣化はひどいもの。

    女の子相手の仕事だから四大出の男性編集者なんかばからしくて仕事にならんかったんじゃないかと推測され。
    まぁ、その内に女の子もおばさんになり、
    男性編集者も年下ばっかになってしまうけどね。(哀しいかな)
    それでも、彼らはプロでした。

    女性編集者の特に若いお嬢ちゃんたちが一番ひどい。
    礼儀とか全然なっていない。
    どういう教育してるのか上司まで疑いたくなってくるわ。

    だいたい贈呈本を本名で送ってくるし…。
    作家である私を認めていないのか?
    悪意があり過ぎるよねぇ。
    電話の受け答えはコンビニかファストフード店員。
    「今、電話、よろしかったでしょうか~」とか妙なテンションで喋ってくる。
    脱力…。結局仕事は原稿取りだけということで我慢しているけど。

    自分たちも若かりし頃、怖いもの知らずでありました。
    編集者に対しても失礼なこといっぱいして来たと思う。
    でもなぁ、この歳になってこの扱い?
    と思って情けなくなってしまうのでありました。

    結局、自業自得ってこと?(笑)

    ちなみに。
    現在お世話になっている編集さんは「お嬢ちゃん」を抜かして皆りっぱな方達です。足を向けて寝られません。

    2013年3月7日 11:28 AM | 殿

  • 「骨まで愛して」2巻買いました!
    もう終わりなんですかー?って感じだったんですが、ハッピーエンド、これはこれで面白かったです。殿らしくない、最後まで明るいお話でしたが。BLまた描いて下さいね。何があっても私は殿のファンだし読み続けますから。暗い重い痛い話も好きですから。こういうことは出版社に言ったほうがいいんでしょうか?

    殿のような有名な漫画家さんが若い編集者に我慢してるんですか?
    すばっと言ってやって下さいよー。それで相手も気づくこともありますよ。
    私も大学出たばかりの会社員だった時のことを思い出すと、冷や汗ものなんです。でも注意されてしかられてよかったと今は思いますもの。

    2013年3月13日 4:26 PM | みほこ

  • 高口先生こんにちは~
    携帯から投稿できず、いまさらコメントです~w

    正直、1巻発売当時はそれほど続きを楽しみにしていなかったのですが、
    じわじわとハマっていったタイプなので、
    2巻完結と短かったのが残念でした。
    スーツ萌えをもっと育ちゃんと一緒に楽しみたかった・・・。

    邪「魔」は、「ん?」と思いつつ流したので、誤植と分かってすっきり。
    でもどんな会社でも当たり前に行う「引き継ぎ」位、まともにして欲しい・・・。

    いろいろ裏事情があるようですが、とりあえず完結して良かったです。
    お疲れさまでした!

    2013年3月19日 1:47 PM | きよ

  • みほこさん、コメントありがとうございます~

    本当は作品を創るにあたっては編集さんとは共同作業も同じなんですが、そのつもりもない編集者もいるんです。
    アドバイスとか助言というものは、その人に対する期待度が大いに関係していると思います。
    こちらもたいして期待していないから助言もあえてしないということになるのかしら。
    みほこさんは注意されること自体、期待されていたんだと思いますよ~
    だもので、あたしの態度もよろしくないかもしれない!

    是非、編集部の方にアピールよろしくです!

    2013年3月20日 12:53 PM | 殿

  • きよさん、いつもコメントありがとうございます~

    ともあれ、完結できて良かったです。
    また楽しい作品を描きたいなぁと思っているので、引き続き
    応援をよろしくお願いしますね!

    2013年3月21日 8:58 AM | 殿

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